平田村議会 > 2022-06-08 >
06月08日-01号

  • "繰越明許費繰越計算書"(/)
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  1. 平田村議会 2022-06-08
    06月08日-01号


    取得元: 平田村議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-18
    令和 4年  6月 定例会(第2回)          令和4年第2回平田村議会定例会会議録(第1日目)◯議事日程(第1号)                     令和4年6月8日(水)午前10時開会     開会宣告日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸般の報告日程第4 村長の行政報告日程第5 一般質問並びに答弁日程第6 報告第 1号 令和3年度平田村一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について日程第7 議案第28号 当座預託運用等基金に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第8 議案第29号 平田村税条例等の一部を改正する条例の制定について日程第9 議案第30号 新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税及び介護保険料の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第10 議案第31号 平田村国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について日程第11 議案第32号 平田村議会議員及び平田村長の選挙における選挙運動の公営に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第12 議案第33号 令和4年度平田村一般会計補正予算(第3号)日程第13 議案第34号 令和4年度平田村国民健康保険特別会計補正予算(第1号)日程第14 議案第35号 令和4年度平田村簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)日程第15 議案第36号 令和4年度平田村農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)日程第16 議案第37号 令和4年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第1号)日程第17 請願---------------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ---------------------------------------◯出席議員(12名)     1番  太田清実君      2番  永瀬成元君     3番  水野一彦君      4番  上遠野廣一君     5番  高橋七重君      6番  佐藤孝雄君     7番  上遠野健之助君    8番  阿部 清君     9番  荒川英義君     10番  遠藤正彦君    11番  三本松和美君    12番  吉田好之君◯欠席議員(なし)---------------------------------------◯説明のため出席した者  村長         澤村和明君   副村長        上遠野今朝光君  教育長        有賀真道君   会計管理者兼出納室長 渡邉敏男君  総務課長       三本松利政君  企画商工課長     瀬谷貴之君  税務課長       吉田盛義君   住民課長       阿部喜彦君  健康福祉課長     鈴木保子君   産業建設課長農業委員会事務局長                                大方憲一君  教育課長       木村 伸君---------------------------------------◯事務局職員出席者  議会事務局長     眞弓裕人    書記         吉田恵美子 △開会 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(吉田好之君) ただいまの出席議員は、事務局長から報告のとおり12名全員であります。 定足数に達しておりますので、令和4年第2回平田村議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(吉田好之君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長から指名いたします。  4番 上遠野廣一議員  5番 高橋七重議員を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(吉田好之君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 5月30日に議会運営委員会を開催しておりますので、協議の結果を議会運営委員長から報告を求めます。 太田議会運営委員長、登壇。     〔議会運営委員長 太田清実君登壇〕 ◆議会運営委員長(太田清実君) それでは、議会運営委員会から報告いたします。 令和4年第2回平田村議会定例会に当たり、去る5月30日に開催いたしました議会運営委員会の協議の結果をご報告申し上げます。 本定例会には、一般質問通告者5人、質問事項11項目、また、審議案件として、村長から繰越明許費繰越計算書の報告1件、条例の一部改正5件、令和4年度各種会計補正予算5件、合計で11件の議案等が提出されております。 請願の受理については、請願2件であります。 これらを検討いたしまして、会期は本日から6月14日までの7日間とすることで、本委員会としての意見の一致を得ました。 会期日程については、本日の本会議で、諸般の報告、村長の行政報告、一般質問並びに答弁を進め、続いて村長提出の報告1件、議案10件について一括議題とし、これに伴う提案理由の説明を行います。 次に、請願の委員会付託を行います。 会期中の9日、10日、13日を各常任委員会の開催日程とし、その中で議案の内容の説明を受け、調査・審査をお願いいたします。 会期中の11日、12日は休会とし、14日に本会議を再開して、議案等の審議、採決を行います。 一般質問につきましては、議事の円滑な運営上、簡潔明瞭な質問、さらには制限回数内での質問をお願いいたします。 細かい内容については、各常任委員会の席上で各課長等から説明を求めるようお願いいたします。 また、諸般の報告及び行政報告については、議会運営基準のとおりといたします。 以上、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(吉田好之君) 太田議会運営委員長からの報告を終わります。 お諮りいたします。本定例会の会期は、議会運営委員長からの報告のとおり、本日から14日までの7日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 したがいまして、会期は本日から14日までの7日間に決定いたしました。 会期の日程についてお諮りいたします。本日の会議は、諸般の報告、村長の行政報告、一般質問並びに答弁、各議案等を議題とし、提案理由の説明まで行い、さらに、請願の委員会付託を行いたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 会期中の9日、10日、13日を各委員会等開催日程とし、本会議を14日に再開したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 したがいまして、ただいま申し上げました会期日程に決定いたしました。--------------------------------------- △日程第3 諸般の報告 ○議長(吉田好之君) 日程第3、諸般の報告を行います。 令和4年第1回議会定例会以降の諸般の報告をいたします。 本定例会には、議案案件として、村長から報告1件、議案10件が提出されております。それぞれの案件については、お手元の議事日程に記載されているとおりであります。 次に、監査・検査の報告であります。 3月17日、4月14日、5月16日に実施されました例月出納検査並びに行政監査、随時検査の結果は、お手元の資料1ページから2ページに記載されているとおりであります。 次に、一部事務組合等の報告であります。 3月30日に公立小野町地方綜合病院企業団議会第1回定例会が開催されました。その概要については、お手元の資料2ページに記載されているとおりであります。 次に、系統議長会関係の報告であります。 4月13日に石川地方町村会議長会、5月30日から31日全国町村議長、副議長研修会、6月3日に福島県町村議会議長会定例総会が開催されました。会議の内容については、資料2ページから3ページに記載されているとおりであります。 次に、その他の会議、研修の報告であります。 3月18日に新型コロナウイルス感染症対策特別委員会、3月22日、29日、4月6日、12日に広報特別委員会が開催されました。その内容については、資料3ページに記載されております。 なお、本定例会に説明員として出席した者の職氏名は、お手元の資料4ページに記載されているとおりでありますので、ご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △日程第4 村長の行政報告 ○議長(吉田好之君) 日程第4、村長の行政報告を行います。 村長。     〔村長 澤村和明君登壇〕 ◎村長(澤村和明君) 令和4年第2回議会定例会を招集しましたところ、議員の皆様には公私ともに何かとご多用のところご出席を賜り、誠にありがとうございます。 初めに、6月2日の降ひょうにより、葉たばこや野菜、果樹や花卉等にこれまで経験したことのないほどの甚大な被害が発生しました。農家の皆様が丹精込めて栽培した作物が短時間で見る影もなくなり、農家の皆様の心中を察すると残念でなりません。改めてお見舞いを申し上げます。 さて、世界では、今年2月24日に民主化を進めるウクライナに対して、ロシアの強大な軍事力を背景に意に沿わないからと攻め入った暴挙は、ウクライナ侵略だけでなく民主主義を標的にしたもので断じて許容できず、厳しく非難をするものであります。一日も早い国際秩序の回復のため、国際社会が団結して不戦による対応をされることを望んでおります。 国内では、第6波の変異株オミクロンや亜型の感染拡大により、生活、教育、経済などへの影響は甚大であり、全産業に景気悪化が広がるだけでなく、国民生活に特に重要な雇用情勢も弱い動きとなっており、日本の経済状況は極めて厳しい局面にあります。加えて、ウクライナ情勢に伴い、原油高騰や食料品をはじめとする物価上昇によるインフレで国民生活は厳しい状況にあります。 平田村でも、この危機から村民の生命、生活、雇用、事業を守り抜くことができるよう感染防止をしっかりと講じながら、生活と事業継続の支援を進めてまいります。 それでは、開会に当たり、第1回議会定例会以降の行政の執行状況をご報告いたします。 初めに、総務関係について申し上げます。 執行体制でありますが、4月1日付で新規採用職員1人を事務職として採用を行っております。また、時代に合った事務事業を推進するための人事異動を行い、正規職員で81人、再任用職員2人、フルタイムの会計年度任用職員8人、パートタイムの会計年度任用職員38人の職員総数129人の体制で各種施策に取り組んでおります。 次に、消防関係について申し上げます。 4月は、班長等の消防団幹部の一部入替えがあり、新体制による消防活動がスタートしました。4月17日には、4名の新入団員を迎えての教育訓練と幹部研修会を行いました。6月5日には、春季検閲式を新型コロナ感染症拡大防止の観点から規模を縮小して開催いたしました。3月以降、火災が3件発生しましたが、日頃の訓練の成果により大きな被害には至らない状況でした。今後とも予防消防・初期消火に努め、火災のない平田村を目指してまいります。 次に、防災について申し上げます。 5月17日から6月2日まで、さきに配付いたしました防災マップの活用や避難行動の考え方、要支援者への対応などの在り方について、全行政区で説明会を開催いたしました。今後も地域住民の安心安全を確保するため、関係機関との連携を密にし、防災に万全な体制で取り組んでまいります。 次に、地域政策関係について申し上げます。 小さな交流拠点整備事業として、今年度、北方字後川地内に計画しております公衆トイレ・休憩所建築工事につきましては、年内の完成を目指し、5月下旬に工事を発注いたしました。建築用地の取得に当たりご協力をいただきました地権者の皆様に対しまして、この場をお借りし感謝申し上げます。完成後は、地域の皆様に気軽に足を運んでいただき、地域の活性化と地域コミュニティーの維持につながればと考えております。 次に、商工関係について申し上げます。 新型コロナウイルス感染症が長期化する中、地方創生臨時交付金による村民1人当たり5,000円の地域活性化商品券事業を昨年度末から実施してまいりました。5月末で商品券の利用が終了し、現在、取扱店への換金作業を進めているところです。また、中小法人・個人事業者等を対象に、売上げの減少に応じた一時金の支給や、県の営業時間短縮要請に応じた協力金の支給などの支援策を講じており、村内事業者等の事業継続につながる施策を県とも連携しながら進めております。引き続き、村内経済の回復と村民の生活支援を図るため、本定例会に原油価格・物価高騰対応分として村民1人当たり1万円、総額5,700万円の地域活性化商品券発行補助金を予算計上しておりますので、よろしくご審議のほどお願いいたします。 次に、観光関係について申し上げます。 ジュピアランドひらた芝桜まつりは、今年度から村が指定管理者として指定した一般財団法人平田産業振興公社の主催により、4月23日から5月15日までの23日間にわたり開催してまいりました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、昨年度に引き続きイベント等の催しは行わず検温や消毒を徹底し、外出機会が減っている中、芝桜を存分に楽しんでもらい心を癒やしていただける場所として来場者をお迎えしました。昨年度更新した遊具も大勢の親子連れでにぎわい、期間中は昨年の人出を上回る4万6,000人余りの方の来場がありました。6月下旬からは世界のあじさい園・ゆり園が見頃を迎える時期となります。引き続き多くの方々に足を運んでいただけるよう、産業振興公社を中心に開園準備を進めてまいります。 次に、道の駅ひらたについて申し上げます。 令和3年度も依然として続くコロナ禍の影響を受けた形となり、レジ通過による利用者は前年度に比べ4,000人減少し、13万8,000人となりました。このため、売上げも前年度に比べ1,200万円の減収となり2億500万円となりました。 コロナ禍という厳しい状況にありますが、村としましても、本村の地域振興の拠点としての役割を果たせるよう事業支援を図るとともに、出荷事業者の方々につきましても経営の維持につながる必要な支援を図ってまいります。 次に、税務関係について申し上げます。 令和3年度の出納閉鎖時における村税の収納状況ですが、全体の収納率は、現年度課税分が98.91%で前年対比0.24ポイント増、滞納繰越分が32.34%で前年対比1.55ポイント増となりました。 税は、地方自治体を運営する上で貴重な財源であります。村民の皆様の納税に対し深く感謝を申し上げます。 また、令和3年度住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金につきましては、521世帯、総額5,210万円の給付をさせていただきました。 次に、交通安全対策について申し上げます。 4月6日から15日まで、春の全国交通安全運動が展開され、本村でも交通安全協会蓬田・小平各分会等が主体となり、交通安全街頭指導や広報車による村内巡視にご協力をいただきました。 なお、本村では平成29年1月以降、村内での交通死亡事故の発生はなく、来月7月1日には交通事故死者ゼロ2000日達成を迎えます。今後も引き続き関係機関と連携し、交通事故防止対策を講じてまいります。 次に、防犯対策について申し上げます。 5月3日にジュピアランドひらたにおいて、石川地区防犯指導隊及び石川警察署による行楽地における事件事故防止のための街頭活動を実施し、芝桜まつり来場者に車上狙いなどの予防啓発活動を行いました。今後も犯罪と事故のない明るく住みよい地域環境づくりに努めてまいります。 次に、国民健康保険関係について申し上げます。 国民健康保険事業は、低所得者や高齢者の割合が多く、本村の医療費指数も県内市町村の最上位に位置するなど、医療費の適正化や収納率の向上に努めているものの、事業運営は依然として厳しい状況にあります。 本年度の国民健康保険税の本算定につきましては、県で示した基準算定額と比較し急激な上昇を抑制するため、繰越財源を保険税軽減分として充当し、1人当たりの保険税額を前年並みに抑えることができました。 なお、これらに関する国民健康保険税条例の一部改正を提出しておりますので、ご審議くださいますようお願いいたします。 次に、新型コロナウイルス感染対策について申し上げます。 新型コロナウイルス感染者は、本村でも3月以降増加し延べ100名を超え、改めて新型コロナウイルスの猛威を感じているところでありますが、現在のところほとんどが軽症者で自宅療養をしている状況です。保健所と連携し、感染者の自宅に酸素濃度測定器や食料を届けるほかに、村独自に家族等の濃厚接触者のPCR検査を実施し感染拡大防止を図っております。 また、感染防止の要であるワクチン接種の3回目接種は、18歳以上の全村民の9割以上の方が終了し、12歳から17歳では約7割の方が終了しています。さらには、5歳から11歳のお子さんで希望された7割の方にも2回目接種が終了しております。集団で受けられなかった方への個別接種をひらた中央病院と協力して進めております。今後は、60歳以上の方及び59歳以下で基礎疾患があり接種を希望する方を対象に4回目接種に向けて検討・準備し、村民の方々を新型コロナの感染から守る、または重症化予防を図るよう努めてまいります。 次に、福祉対策関係について申し上げます。 子育て支援金として4月中に申請された方に対し、1人5万円を小中学校に入学した児童生徒68人に合計340万円を支給し、また、子育て特別支援金として1人3万円を中学に入学した38人の生徒に合計114万円を支給したところであります。村独自の本事業を通して次代の社会を担う児童生徒の健全育成及び資質の向上を今後も図ってまいります。 また、子育ての経済的負担を軽減し、安心して子供を産み育てられるように、児童手当を受給者323人に2,421万円を6月8日に支給する予定であります。 介護保険事業では、第8期平田村高齢者福祉計画及び介護保険事業計画に基づき、介護を必要とする方に充実したサービスの提供を実施してまいります。また、高齢者が要介護にならないためのニコニコ元気アップ教室や各地域のサロンなどへの支援を行っています。 また、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業では、国保・後期高齢者医療広域連合・介護の保険者同士の連携を強化しながら、健康寿命延伸のための集団的・個別的な支援を取り組んでおります。 次に、健康づくり関係について申し上げます。 総合健診は、感染防止対策を徹底し6月15日から20日までの5日間実施する予定であります。また、35歳から74歳までの5歳刻みを対象とした人間ドックにつきましては、対象者703名の方に通知し、5月2日に227名、32.3%の方の申込みがありました。生活習慣病が原因での脳血管疾患等は、寝たきりの原因の上位を占める観点からも、今後も村民の疾病の早期発見・早期治療を図り、健康寿命の延伸に取り組んでまいります。 次に、農政関係について申し上げます。 農業委員会が主体的に取組を行っている人・農地プランの実質化認定地区で、昨年、全戸参加型による営農組合が設立された北屋敷集落においては、今年度高収益作物の生産取組として、共同営農によるサツマイモの試験栽培を進めております。本地区は農地中間管理事業による圃場整備計画もあり、農業普及所やJAなど関係機関と連携しながら支援を継続するとともに、今後も人・農地プラン実質化地区を増やすべく話合い座談会を実施してまいります。 葉たばこ苗の引渡しは、バーレー種が4月1日、松川種が4月10日に行われました。春先から天候不順が続いており、葉たばこ生産農家の皆さんにおかれましては適正管理にご苦労され、間もなく収穫作業が始まるこの時期に、6月2日の降ひょうにより葉たばこの姿は見る影もないほど大きな被害となりました。中には、ハウス等の施設や葉たばこが全損の方もいると聞いております。村としましても、被害状況を調査し、被害に遭われた農家の皆様に一日も早く再生産に向けた取組をしてもらうため、今定例会に追加の補正予算を計上いたしますので、よろしくお願いを申し上げます。 畜産部門においては、本宮市の福島県家畜市場における子牛競りは高値の取引が続いておりますが、コロナ禍で外食産業における牛肉等の消費量が減っており、先行きの見通しが不安の中において、本村では、引き続き県外導入事業を進め魅力ある肉質改良を行い、より高値で販売できるよう畜産農家を支援してまいります。 次に、地域整備関係について申し上げます。 春の道路愛護作業は、4月17日村内一斉に実施しました。各地域から1,500人を超える皆さんに参加していただき、冬期間にたまった落ち葉や土砂の撤去等の清掃にご協力をいただきました。今後も協働の村づくり活動へのご協力をお願いします。 村道生コン支給事業については、令和4年度前期分として各行政区から実施要望のあった6路線を認定し、各地区で実施を予定しております。ご協力いただける皆様に深く感謝を申し上げると同時に、今後も住民との協働参画による住環境整備に努めてまいります。 4月以降の工事等の発注状況については、村単独事業の村道1143号線(下蓬田字瓦宿地内)舗装工事、村道草場清水線西山字草場地内)道路区画線修繕工事を発注し、その他、社会資本整備総合交付金事業で工事を予定している路線の設計補完業務を委託契約し、工事の早期発注に向け準備を進めております。 次に、簡易水道事業及び農業集落排水事業関係について申し上げます。 簡易水道事業では、委託業務として乙空釜浄水場系フロキュレータ更新業務地方公営企業会計移行に係る事務支援業務を発注し、事業推進を図っております。 また、集落排水事業では、老朽化した設備の更新のため、各浄化センター内の機器修繕業務をそれぞれ発注するとともに、簡易水道事業同様、地方公営企業会計移行に係る事務支援業務を委託発注しております。 次に、学校教育について申し上げます。 こども園並びに小学校・中学校については、新型コロナウイルス感染症対策を行いながら、入学式・入園式を挙行し、予定どおり新学期をスタートすることができました。 こども園では、村独自の子育て政策として、国の無償化制度から外れる2歳以下の保育料を引き続き無償にして運営しております。また、昨年度から開始したゼロ歳児保育や半日から全日に延長した土曜保育も働く保護者から大変好評であります。今後も、幼児教育の充実に取り組んでまいりたいと考えております。 小学校では、新入生が学校生活に徐々に慣れ始め、様々な教育活動に元気に取り組んでいるところです。5月21日に蓬田小学校・小平小学校では恒例の運動会を行いました。運動会は、県内の感染状況等を考慮し、昨年と同様に来賓の案内を控え、保護者の参観を村内在住の方に限定し、飲食の機会を避け午前中のみに日程を見直し、感染対策をしっかりと行い両小学校とも無事終了することができました。 中学校では、新入生の部活動も始まり、生徒は落ち着いた中で授業や部活動などに一生懸命取り組んでおります。 今年度も新型コロナウイルス感染症による制限を受けた学校生活ではありますが、十分な感染対策を取った上で各種大会などが行われております。5月17日に行われた県南中学校陸上競技大会では、女子共通4種競技で3年女子が見事第1位となり、また男子共通砲丸投げ男子共通走高跳び、男子共通4種競技、女子2年100メートル走でそれぞれ第2位入賞を果たしました。ほかにも、女子共通100メートルリレー第3位など、個人・団体合わせて21種目の競技で入賞し、16種目で県大会出場権を獲得しており、男子総合第6位、女子総合第3位、男女総合第3位のすばらしい成績を残すことができました。ご指導いただきました教職員や多くの関係者の皆さんに改めて御礼申し上げます。この後、7月に予定されている県大会で子供たちのさらなる活躍を期待しております。 今後も感染症対策を踏まえての教育活動・保育活動となりますが、常に子供たちの安心安全を第一に考え、新型コロナウイルス感染症が収束し以前のような学校生活や園生活を取り戻す日までしっかりと対応していきたいと思います。 次に、社会教育事業について申し上げます。 新型コロナウイルスの影響により人と人との触れ合いが減少し地域のつながりの希薄化がさらに加速している現状を踏まえ、感染を防止しながら村民がともに学び、ともに活動できる基盤の確保に努めております。 青少年の健全育成事業では、児童の社会体験学習を目的としたたけのこ教室を5月7日に開講し、年間を通して8回の学習会を開催します。このほか、青少年育成村民会議や健康福祉課などの事業と連携し、児童生徒の健全育成に取り組んでまいります。 以上、第1回議会定例会以降の主な行政の執行状況をご報告いたします。 なお、今定例会には、条例の制定や令和4年度各会計補正予算など11の議案等を提出いたしますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げまして行政報告といたします。 ○議長(吉田好之君) 以上で村長の行政報告を終わります。--------------------------------------- △日程第5 一般質問並びに答弁
    ○議長(吉田好之君) 日程第5、一般質問並びに答弁に入ります。 一般質問については、通告書の受付順に行います。--------------------------------------- △阿部清君 ○議長(吉田好之君) 初めに、8番、阿部清議員の一般質問を許します。 8番、阿部清議員、登壇。     〔8番 阿部 清君登壇〕 ◆8番(阿部清君) 私から1項目質問します。 住宅用火災警報器の更新を。 消防法により平成23年6月1日から住宅用火災警報器の設置が義務づけられました。 本村では、貴い命と財産を守るため、他市町村に先駆け平成22年に火災警報器を全戸に無償貸与を行いました。さらには、聴覚障がい者には聴覚障がい者対応型火災警報器の貸与や高齢者世帯、独り暮らし世帯等への機器の作動確認や機器の更新なども行っているとお聞きしております。こうした取組に対し、心から敬意を表します。 しかしながら、住宅用火災警報器が無償貸与されてから、はや11年が経過しました。火災警報器の交換は10年が目安だともお聞きしております。無償貸与から既に11年が経過していることから、火災警報器本体の交換時期だと思います。 昨今、住宅火災による死亡者のニュースが後を絶ちませんが、大半は火災警報器未設置と報道されております。住宅火災による死者の7割は逃げ遅れによるものと言われております。こうした逃げ遅れをなくすために、早急な機器の更新が必要です。最低限、寝室と階段の2か所に設置しなければ命を守ることができないと思います。 村民が安心して暮らすため、村民の貴い命と財産を守るためにも、10年ごとに無償で各世帯2台の火災警報器が更新できるよう、来年度にも制度の創設が必要ではないかと思いますが、村長の考えを伺います。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) お答えいたします。 住宅用火災警報器の設置は、消防法により義務づけされているところです。本村では、阿部議員からもありましたように、貴い命と財産を守るために、他町村に先駆け平成22年に全戸に無償貸与を行いました。これまでの間、独り暮らしの高齢者に対して、石川消防署平田分署職員、東北電力社員、社会福祉協議会職員と消防担当職員が連携をして火災警報器の設置・確認を含めた防火診断を行っております。 また、消防団、女性消防クラブが連携をし、各世帯を戸別訪問して火災警報器の確認と普及活動及び火防督励をしていただいております。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症により、従来と同様に点検作業、火防督励を行うことが困難となっていることにつきましては、ご理解をお願いいたします。 また、さきに全行政区で行いました防災に関する説明会においても、火災警報器の確認及び更新についてお願いをしたところであります。 議員おただしの、無償で各世帯2台の火災警報器の更新につきましては、コロナ禍における火防督励等の確認作業が難しいことと併せ、高齢者等が逃げ遅れにより貴い命を失うことのないよう、全世帯更新について来年度の当初予算編成に向けて検討をしてまいります。 ○議長(吉田好之君) 8番。 ◆8番(阿部清君) 前向きな答弁いただきありがとうございます。 消防庁が住宅火災の被害状況を分析した結果、住宅用火災警報器が設置されている場合、設置されていない場合に比べると死者の数が半数で済んでいるというような結果が出ているそうであります。ぜひとも来年度の当初予算に計上され事業を実施していただきますよう心からお願いし、質問を終わります。 ○議長(吉田好之君) これで、8番、阿部清議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △遠藤正彦君 ○議長(吉田好之君) 次に、10番、遠藤正彦議員の一般質問を許します。 10番、遠藤正彦議員、登壇。     〔10番 遠藤正彦君登壇〕 ◆10番(遠藤正彦君) 令和4年第2回定例会に当たりまして、2点質問させていただきます。 まず、夏休み期間の学童保育についてであります。 学童保育として公設の児童クラブが蓬田、小平にそれぞれ設けられています。 小学校の夏休み期間における受入れは、ふだんから利用している児童に限られており、夏休み期間のみの利用は認められておりません。 ふだんの利用状況や共働きかどうかなどの条件を設けずに、希望者全員を受け入れることができれば、子供のみならず世帯全体にとって大きな子育て支援につながると思います。 以上について村長の考えを伺います。 続きまして、2点目、小中学校におけるタブレット端末の利用状況について伺います。 小中学校における1人1台のタブレット端末の導入は、デジタル社会構築に向けたIT教育の充実と、コロナ禍での学校休業への対応という2つの側面があります。 新型コロナウイルスに関しては、依然として収束の兆しが見えず予断を許しませんが、ワクチン接種の広がりなどにより学校が休業になる可能性はどんどん低下しているというのが私を含め多数の考えだと思います。 そこで伺います。導入時と現在において、利用頻度やその内容について違いはありますか。 以上、2点質問いたします。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 第1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 1項目め、担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木保子君) では、1項目めについてお答えいたします。 児童クラブの利用対象者は、令和元年12月から小学3年生までであったのを小学6年生までに拡大いたしました。その結果、蓬田児童クラブで40人程度、小平児童クラブで20人程度の利用者であったのが、現在は双方が約60人の利用となっております。それぞれの場所が手狭になり、蓬田は旧蓬田こども園を、小平はリビングルームのほかに校舎内の一部を利用させていただいております。現在は、教職員の働き方改革もあり校舎内の利用を早急に検討する時期になってまいりました。 さて、議員おただしの長期休暇のみの利用はできないかでございますが、過去に夏季休暇のみの利用を希望した方は、平成29年に3人いらっしゃいまして利用をされております。今年度は、4月当初に夏季休暇のみの希望が4人あり、受け入れる予定であります。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 10番。 ◆10番(遠藤正彦君) 受入れ可能ということでしたが、私も利用させてもらっているんですけれども、あと、私の周りも何人か、そういうふうな夏休みの利用が受け付けてもらっているという認識は私も含めてちょっとなかったんですけれども、そのことに対して案内というのをちゃんとされているのか。 あと、また別個に、児童クラブの利用に家庭での状況とかの制限があると思うんですけれども、それを撤廃した形での受入れというのはできないのか再度伺います。 ○議長(吉田好之君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木保子君) お答えいたします。 まず最初に、案内しているのかについてでございますが、4月に当初希望を取るときに、夏季休暇だけというふうなことでは案内はしておりません。ただ、その際に相談があった方には利用のほうをお勧めしております。 また、現在の利用条件を撤廃できないかということでございますが、現在の利用条件でございますが保護者が共働き等でお子さんを見る方がいらっしゃらない場合や就職活動をされている場合などとなっております。自宅にお子さんを見る保護者や祖父母等がいらっしゃる場合は、自宅で見ていただくようになっております。 また、放課後児童クラブは、1人当たりの面積が1.65平方メートル、20人のお子さんに対し支援員の数が1人以上、40人の場合には支援員が2人、あるいは支援員1人と支援員補助員1人と合計2人という基準に定められております。蓬田児童クラブは、面積が168平方メートルのため、利用できるお子さんは101人までとなっております。支援員もそのためには5人が必要となります。小平児童クラブのリビングルームは、66平方メートルのため40人です。現在は、オーバーしているため、小学校の図工室等を利用させていただいている状況です。 また、今回のように新型コロナウイルスの感染症のような全世界での感染拡大状況下では、子供同士の距離をできるだけ2メートル以上開けるように指導がありますが、放課後ですので子供たちを机に縛りつけておくこともかないません。ご自宅で安全な環境で過ごせるお子さんに関しましては、少しでもそうしていただけますと助かるという状況でもありますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 10番。 ◆10番(遠藤正彦君) 案内につきましては、問合せの対応のみということでしたので、できればまた案内を利用者に対して新たに案内していただければありがたいと思います。 また、今年度はこども家庭庁も創設予定されております。仕事と育児の両立、支援がさらに推進されていく中で、従来にも増して各自治体の前向きな取組が必要になってくると私は考えます。時間的な人的な、そして、空間的な制約もあってすぐにとはいかないことは私も分かりますが、ぜひ前向きに検討すべき課題だと申し上げ、質問を終わります。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 1項目めを終わります。 次に、第2項目めの答弁、教育長。 ◎教育長(有賀真道君) 教育課長から答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) お答えいたします。 本村では昨年5月、児童生徒に1人1台ずつタブレット端末を配備し、それらを活用した授業を進めてきております。 導入時の利用頻度は、小中学校ともほぼ毎日利用し、小学校低学年、中学年が1日1、2校時程度、小学校高学年から中学生が1日3校時程度の利用でした。内容は、操作の練習や管理の指導など基本的なものに始まり、専用ソフトを利用した学習やインターネットでの検索等を行っていました。 現在では、小学校では全学年とも1日平均3校時、中学校ではほぼ全ての授業でタブレット端末を利用しております。 内容は、これまでの学習ソフトの利用やインターネットによる調べ学習のほかに、小学校では学習動画の視聴や体育の動画撮影による活用のほか、図工作品やリコーダーテストの演奏は撮影により画像データでの提出に変更しております。さらに、アンケートを実施する際には、データを配信し、回答の集約から結果の公表まで全てタブレット端末を利用して行っています。 中学校では、授業のほか生徒会総会の際に利用する総会資料をこれまでの紙媒体での配付からタブレット端末によるデータでの閲覧に変更し、アプリのアンケート機能を利用して議決を行うなど、工夫を凝らした利用がなされています。また、コロナ禍の中、職場体験で生徒が訪問できないことから、体験訪問予定だった職場の方にオンラインで指導を受けることにも活用しております。 以上のように、導入時に比べ活用頻度が上がり活用方法も充実してきておりますので、今後も本村の学校教育に対しご理解くださるようお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 10番。 ◆10番(遠藤正彦君) よく分かりました。十分に利用されていることで理解しました。ありがとうございました。 以上です。 ○議長(吉田好之君) これで、10番、遠藤正彦議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △水野一彦君 ○議長(吉田好之君) 次に、3番、水野一彦議員の一般質問を許します。 3番、水野一彦議員、登壇。     〔3番 水野一彦君登壇〕 ◆3番(水野一彦君) それでは、私、通告どおり2項目を提案を兼ねて質問をさせていただきます。 まず最初に、ジュピアランドひらたに更なる活力をということで、ジュピアランドひらたは、近年テレビや新聞等で大きく取り上げられ、県内の観光スポットの一つとして定着しております。また、若い家族層からの要望が多かった遊具施設も整備され、家族で楽しめる環境が整ってきました。今年度はトラクターバギーが追加され、多くの来場者から喜びの声を聞き、大変うれしく思っております。 そこで、ジュピアランドひらた遊具施設の拡充に向け、山の傾斜面を生かしスーパーボブスレーの設置を提案したいと思います。 例えば、風のプロムナードの片面、または蓬田岳参道の斜面を生かすなどして設置することによりますます魅力あふれる施設になると私は思います。 ここまでジュピアランドひらたを継続して管理運営するに当たりましては、大変なご苦労があったと思います。今年度からは公社化されたということもありますので、はずみをつける意味でもぜひ前向きに検討していただきたいと思います。村長の考えを伺います。 次に、介護リフォーム助成金につきましてです。 昨年の3月、12月議会定例会で住宅リフォーム助成金をテーマに一般質問をしておりますが、あえて今回は脳梗塞や脳の機能障害などで体が不自由になり介護が必要になった場合、住宅に手すりの設置や段差解消のための住宅改修を行うためには、介護認定を受ければ住宅改修費として上限20万円の9割が介護給付費から支給されます。これは、介護者や家族にとって大変助かる制度で制度であると思います。 しかし、この制度を知らずに住宅改修をして工事施工後に申請をしても該当しなかった例が過去にあったと聞いております。制度を利用する際の決まりごとは十分私も承知しておりますが、介護を必要とする人のための住宅改修工事が明らかな場合は、介護給付費を支給することができないでしょうか。また、この制度は、病気などが進行して再度リフォームが必要な場合があっても要介護度が3段階以上上がらないと該当しません。 そこで、村独自でこのような場合の住宅リフォームに係る補助金を申請できるようにできないでしょうか。村長に伺います。 以上2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 第1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 第1項目めは、担当課長から答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 企画商工課長。 ◎企画商工課長(瀬谷貴之君) それでは、1項目めについてお答えいたします。 今年度の芝桜まつりも、村内外から大勢の方々にご来場いただき、芝桜園だけでなく遊具をリニューアルしましたおにぎり広場にもたくさんの人がにぎわい、特に親子連れの皆様には好評でした。 ジュピアランドひらたが、さらに子供たちが安全に楽しめる施設として整備されることは、イベント期間に限らず年間を通した公園の利用と集客力の向上につながるものと期待しております。引き続き施設の整備、充実を図りたいと考えております。 整備に当たっては、遊具施設の維持管理面や安全性、将来像等も考慮していく必要がございますので、今回ご提案いただきましたスーパーボブスレーの案を含めた中で検討を進めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 3番。 ◆3番(水野一彦君) ありがとうございます。 本当に今、ジュピアランドは、最初も申し上げましたように観光地として非常に当たり前のようになってきております。これまでの過程が、10年以上過程があったと思うんですが、よくここまでしのいでここまで拡張してきたなというふうに私は思っております。 そしてまた、芝桜、そしてユリ、アジサイ、こちらにつきましては、また新たな発想で集客をする、そういう考え方というのが非常に前向きで、そのためにはリスクも当然伴うわけですけれども。そこで、近年、先ほども村長のほうからお話があったように何か最近気候の変動が激しくて、ひょうが降ったりとかいろいろ自然災害が非常に多い。人の心もちょっと揺らめいているような状況ではありますが、植物というのはどうしても命というか生きていますので、なかなか管理体制するには難しいと思いますが、ただし、維持管理をしていただきながらも、また、さらにそういった試行錯誤をしながらジュピアランドというものに関して力を入れていただきたいと思います。 私の質問、これで終了させていただきます。 ○議長(吉田好之君) 1項目めを終わります。 次に、第2項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 第2項目め、こちらも担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木保子君) では、2項目めについてお答えいたします。 介護保険制度の住宅改修は、議員おただしのとおり介護保険の住宅改修申請後となりますが、ほとんどの方は病気が発病した際に医師から入院中に住宅改修などの必要性の説明を受け、介護認定の申請を促されます。村や包括支援センターでは、申請時にその申出を家族から聞き、認定結果が出る前に住宅改修の調整を行っております。 今までに住宅改修後に申請をした方は、介護認定を受けている方の中では把握しておりませんが、考えられるのは、介護認定後サービスの利用がなく、ケアマネや包括が関わっていない方で住宅改修の必要が出てきた際に相談なく改修してしまった方がいたのかもしれません。そのような方がいたとすれば、周知が行き届いていなかった可能性がありますので、今後周知を徹底したいと思います。 さらに、議員おただしの3段階の介護度が変わる前に村独自で補助ができないかですが、要支援や要介護1程度であれば、トイレ、浴室、廊下等の手すりや段差解消が主となりますが、20万円の限度額いっぱいを利用しなかった場合は、限度額までは数回に分けて利用することもできます。 また、住宅改修の手すりのほかに玄関の上がり框や浴槽へのマタギなど、レンタルや福祉用具の購入、こちら購入は年間10万円限度額がございます、で可能な手すり等もありますので、よりよい方法、本人に合ったものをケアマネに相談いただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 3番。 ◆3番(水野一彦君) 今の説明で十分に分かりました。 実際、私も聞いた話ですので、そういった方が、例えば、今現時点では今の課長の話しているとおりであります。だから、そういった周知というのを何かもっと分かりやすい、例えば広報ひらたとかそういうところで発信してもらうとか。 私も実を言いますと、ちょっと障がいが出まして7か月ほど入院していました。確かに課長の言うとおり、病院のほうの指示があって、それで、家の介護ということがある。だからその段階を踏んでいるから、当然こういう不手際というのは私もないとは思っていたんですが、ただ、話聞いたところによると実際にあるというふうに言われまして、ああそうなんだと。であれば、今の話しているとおり、非常に明確な答えですので、ぜひちょっと分かりやすく紙面等で配布していただければというふうに思います。 私の一般質問を終了します。ありがとうございました。 ○議長(吉田好之君) これで、3番、水野一彦議員の一般質問を終わります。 ここで、10分間休憩します。場内の時計で11時10分まで休憩といたします。 △休憩 午前10時59分 △再開 午前11時09分 ○議長(吉田好之君) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △高橋七重君 ○議長(吉田好之君) 次に、5番、高橋七重議員の一般質問を許します。 5番、高橋七重議員、登壇。     〔5番 高橋七重君登壇〕 ◆5番(高橋七重君) 第2回議会定例会一般質問、3項目についてお尋ねしたいと思います。 1、物価高騰による各事業への影響は。 ウクライナ危機や円安などの影響で物価が高騰しています。食料品はじめ生活必需品、燃料費など、あらゆるものが値上げしています。この物価高騰は、自治体の事業実施にもかなりの影響があるのではないでしょうか。 そこでお尋ねします。 1点目。物価高騰の影響で、予定を変更せざるを得ない事業、または値上げをするなどはありますか。あるとすれば、それはどのような事業でしょうか。 2点目。学校給食をはじめ昼食を提供しているデイサービスや高齢者の元気クラブなどへの影響はありますか。 3点目。これらを回避するための対策はどのようなことを考えていますか。 2項目め。生理の貧困問題の対策は必要な事。 生理の貧困が社会問題として注目されるようになったことをきっかけに、生理との向き合い方を模索する動きが広がっています。1年前の6月議会で初めて質問しましたが、あの時点では主に経済的な理由で生理用品が買えない現状という視点で質問しましたが、あれから1年。さらに大きな社会問題になり、生理用品はトイレットペーパーと同じようにあるのが当たり前、それが普通のこととして考えられるようになってきました。 昨年の4月時点で20以上の自治体で取り組まれていると言いましたが、現在は、内閣府の取りまとめによると3か月後の7月20日時点で対策に取り組んでいる自治体は全国で581。NHKが集計したところ、このうち公立の小中学校や高校などで生理用品を配布しているのは279の自治体で、全体で見るとまだ一部にとどまっていますがかなり進んできたと思います。 思春期の多感な時期の児童生徒が、経済的な理由で生理用品が買えない、生理が急に来たとき、生理用品が足りなくて困ったとき、トイレに当たり前のように生理用品があれば安心して学校生活を送ることができることの一つになるのではないでしょうか。 この1年で対策を取った自治体は、学校を中心に調査をしています。学校側が考えていたものと違った結果が出て、生理用品の設置に踏み切ったという自治体も少なくありません。 さきの質問で、課長は、調査よりまず周知と相談してもらうことと答弁していますが、やはり調査をして実態を把握することではないかと思います。 これは学校現場の声を反映させるべきことなので、教育長の答弁を求めます。 3つ目。男性トイレにもサニタリーボックスを。 男性の病気の一つに前立腺がんがあります。早期発見、早期治療で命は助かることが多く大きな問題ではないと言われています。問題は、手術後の尿失禁です。自分の意思でコントロールできず、おむつや尿漏れパッドを身につけ、個人差はありますが頻繁に交換しなければならないそうです。 では、交換したおむつや尿漏れパッドなどはどうするか。サニタリーボックスがないのでバッグやポケットに入れて持ち帰るのだそうです。女性用トイレには当たり前のようにサニタリーボックスはありますが、男性用トイレにはないのが当たり前が現状です。 これからの時代、前立腺がんばかりではなくいろんな病気でサニタリーボックスを必要とする男性が増えてくることは間違いありません。せめて庁舎をはじめとする公共施設等には設置すべきではないかと思いますが、村長の答弁を求めます。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 第1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 1項目め、担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) お答えいたします。 1点目の物価高騰により予定を変更せざるを得ない事業については、現時点ではないものと考えています。 また、値上げにつきましては、例えば、現時点で発注済みの工事や発注時点での設計単価が発注後間もなく福島県土木部技術監理課等から通知により単価改定が行われた場合は、工事請負費の増額変更が考えられます。 2点目の学校給食への影響につきましては、小麦、牛乳や油のほか燃料高騰などにより給食の主食、副食への影響が出ることが想定され、保護者の自己負担を現状維持とするため今定例会に学校給食費補助金として100万円を補正予算計上しておりますので、よろしくお願い申し上げます。 なお、デイサービスや高齢者元気クラブへの影響はないものと確認をしております。 3点目の物価高騰や燃料高騰を回避するための対策についてでありますが、起因するものが日銀の金融政策による円安誘導、ロシアのウクライナ侵略に伴う経済制裁により石油、天然ガス等のエネルギーや小麦価格の上昇のほか、コロナ禍からの復活に伴う世界的な需要増が考えられ、国家、世界レベルでの対応が必要なものと思っています。 今、村でできることは、節電や再利用などの節約、効率化を図ることであると考えております。そのほか、農家の方であれば、土壌診断による過剰施肥の抑制、堆肥の有効活用や燃料費を抑えるための計画的な営農になお一層努めていただくことや、村民の皆様におかれましても不要不急の外出を控えるなど、いま一度生活全般を見直す契機となるよう啓発等を行うことと考えております。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 5番。 ◆5番(高橋七重君) 私は、当然、今、建設中の複合施設等には相当な影響が出るのかなと思っていたんですが、今のところないということなのでちょっと安心したんですが、給食費の材料費のほうに100万円の補正予算ということなんですが、これの財源というのは、国からの臨時交付金ということでしょうか。 4月26日政府が策定した原油価格・物価高騰等総合緊急対策、これの交付金をかなり広く使えるということで、この学校給食の食材費のほうにも回すのかなと今、思ったんですが、そのほかには小中業者、それから、今、3つ目のこれらを回避するための対策ということで、るる述べていただいたんですが、私はもっと補助金等を使ったそういったもので回避できないかという意味で聞いたんですけれども、ちょっと違ったかなと思います。 物価高騰のあおりを受けているのは、全産業にわたっていると思うんです。中小業者、それから花卉農家、野菜生産農家、そして畜産農家なんかも燃料費等の負担軽減、それから経営支援に回せば地域活性化にもつながっていくのではないかなと思うんですが、国から来ている今度の原油価格・物価高騰等総合緊急対策というのを、具体的にこれに使うという考えは、今、もう出ているんですか。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) まず、学校給食に係る部分につきましては、高橋議員のお見込みのとおり臨時交付金等を使うものでございます。また、そのほか今回、これらを回避するためということで、国においてコロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策の中で肥料でありますとかそれぞれ生活全般にわたる部分について国から通知がされておるところでありますが、それらで対応できる部分については今後具体的になってきますので、そういった補助メニュー等について注意深く見て、該当できるものについてはそれらを活用していきたいと考えております。 ○議長(吉田好之君) 5番。最後になります。 ◆5番(高橋七重君) ぜひこの交付金を利用して対応していただきたいと思うんですが、その際に、いろんな業種があると思うのであらゆる業種の人たちの意見をぜひ、現状はどういう状況なのかというのをきちっと把握した上で適切な対応になればといいなと思うんですが、よろしくお願いしたいと思います。 答弁は結構です。 ○議長(吉田好之君) 1項目めを終わります。 次に、第2項目めの答弁、教育長。 ◎教育長(有賀真道君) 教育課長から答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) お答えいたします。 生理用品については、今年3月に村教育委員会が全小中学校に配布し、各学校において児童生徒に周知を図り、必要な児童生徒が保健室で生理用品を受け取れるようにしております。 また、試行的にトイレ内に配備し利用できるように取り組んでいる学校もあり、今後利用状況や管理上の課題を踏まえ、配付の在り方を検討していきたいと考えております。 児童生徒への調査については、家で購入できないことをアンケート等に記載しにくい状況なども予想されますので、また、生理用品が既に配布を行えている状況から、アンケート調査は現在は必要ないと考えております。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 5番。 ◆5番(高橋七重君) ちょっと確認したいんですが、生理用品を配布している学校もあると言いましたが、本村でですか。村内でということですか。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) 村内蓬田小学校、小平小学校、ひらた清風中学校で全て3月から生理用品を忘れた児童生徒に生理用品を配布しております。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 5番、最後になります。 ◆5番(高橋七重君) それは、保健室に取りに行くということで従来と変わらないというやり方ですよね。トイレに置くということではありませんよね。 前の質問の確認なのでこれ回数に入れないでください。 ◎教育課長(木村伸君) 先ほどの続きで、トイレに置いてある学校もあります。 ◆5番(高橋七重君) それはどこですか。 ◎教育課長(木村伸君) 蓬田小学校と小平小学校は、トイレのほうに置いてあります。 ◆5番(高橋七重君) ということは前回よりは一歩進んだという形になると思うんですが、生理の貧困問題に向き合うということは、単に経済的な理由で生理用品が買えない人への対応だけではないと思うんです。 アンケートを取ることでいろんなことが分かってくると思うんです。例えば、神奈川県では、高校10校と特別支援学校2校に試験的に生理用品を置いてアンケートも取ることもしたそうです。結果、生理用品を利用した生徒は4割。ほとんどの生徒が今後も利用したいというふうに答えていて、生理用品は利用しなかったけれども9割の生徒がトイレに生理用品が置いてあることで安心して過ごせるという結果を受けて、全ての高校と特別支援学校に生理用品を配布することになったそうです。それを受けて、生理が始まる時期で不安も大きいし周期も不安定な小中学校にも置くことを決めた市もあるそうです。 生理は女性だけにあるものですが、これは子供を産むために欠かせない大事な大事なことだと思うんです。生理が始まった児童生徒がとりわけ声を上げにくい児童生徒。いろんな理由で声を上げにくい。お家が貧しいと思われるのが嫌だとか自分が今、生理だというのを知られるのが嫌だとか、生理用品を持ってポケットに入れる、かばんから出して入れるとかそういった行為も冷やかしの原因になったりするので嫌だということもあると思うんです。 ですから、アンケート取る必要がないんじゃなくてアンケートを取ることによっていろんなことが分かってくると思うんです。それによって対応もいろいろ出てくると思うんです。 もっと言えば、どうして女子児童生徒にだけアンケートを取って、取りに来なさいというようなことをされなきゃいけないのか。女性も男性も関係なく扱うというか、自然の中でやり取りされるべきものなのかなと私は最近思うんですが、ぜひアンケートはやっぱりいろんなことを知る意味でやってほしいなと思うんですが、それで、今、小学校にトイレに置いてあるということなんですが、個室に置いているのか、それとも手洗い場のところに置いているのかということによっても状況が変わってくると思うんです。そういったところも子供たちがどういうふうに置かれていたら気持ちよく使えるのかなということも、どうせ置くのであれば私は考えてほしいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(吉田好之君) 教育長。 ◎教育長(有賀真道君) 現在、小学校のほうでは試行的に置いて取り組んでいるところです。 1か月当たりに2個か3個程度しか出ていないということなので、余り大きな需要にはなっていないように思います。その方法についても、今後いろいろ工夫していくことが必要だということで、試行的に試みながら今後それを決まった形のものにしていくかどうか、探っていきたいと思います。 あと、調査に関してなんですけれども、養護教諭が手渡すことによってその子供が実はこういう状況なんだということを養護教諭に相談できるというメリットもあると思うんです。ですから、アンケートによっていろいろ分かるということもありますが、子供たちが相談することによって分かるという部分もあると思います。学校等といろいろと相談をしながら今後アンケート実施必要があるのかどうか、それから状況等についてもう少し探りながら検討をしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 2項目めを終わります。 次に、第3項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) お答えいたします。 議員おただしの件につきましては、全国でも話題となり設置が徐々に始まっており、同様に考えるものであります。 役場庁舎内の男子トイレには既にサニタリーボックスを設置したところであります。 なお、サニタリーボックスの設置につきましては、衛生上、毎日管理がなされている公共施設のみの設置を考えております。 ○議長(吉田好之君) 5番。 ◆5番(高橋七重君) 役場庁舎内ということですね、設置は。 あとは、公共施設といえばいろいろあると思うんです。もちろん役場だと営業に来られる方もいるだろうし、あと、一般村民の方も訪れるだろうし、ただ設置しても分からないので、サニタリーボックス設置していますみたいな、そういった案内も必要かなと思います。 私は、これ、ちょっと新聞等で見たときに非常にやっぱりああなるほどなと思ったのですが、2つ目の項目の生理の問題とも似たような部分もあるのかなと思うんだけれども、日本トイレ協会というところでネット上でのアンケートを行った結果が書いてあったんです。回答した336人の男性、38人が尿漏れパッドやおむつを使っていて、その約7割が捨てる場所がなくて困っていたということで回答があったために、アンケートを取った人も悩んでいたのは自分だけではなかったんだというふう感じていたそうです。 私の周りにも何人かいるんですが、話を聞くとやっぱり遠出ができないとかトイレに行く回数が増える、それから、外出するのがやっぱり嫌で極力控えるようになるということになるんです。そうすると、これは、これからの生活に支障が出てくるのかなというふうに思うんです。 先ほども言いましたように、医療の進歩で早期発見、早期治療で治る病気もたくさんあります。でも、病中病後、それから術後は、以前と同じ生活が送れるのかどうかというのは、これは人によって違うと思うんです。やっぱり男性トイレ個室にサニタリーボックスを置くことによって、やっぱり安心できるのではないかなというふうに思ったものでこの質問を取り上げたんですが、役場庁舎に限らずあとは公共施設と言われる学校もそうですし、それから出先機関もそうですしそういったところにも、値段高いものでもありませんので、若干女子トイレにあるものよりも大きいものをぜひ設置していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) 設置をしました庁舎内で、男子トイレにもあるわけなんですが、お帰りの際に1階の多目的トイレに、まず入り口に表示と、さらには中のサニタリーボックスにそれぞれ説明等を表示をしながら設置をしてございます。 なお、その他の公共施設等につきましても、今後衛生的に毎日管理がされるという場所であれば検討を進めて、時間を置かないで設置をしてまいりたいと思います。 ○議長(吉田好之君) これで、5番、高橋七重議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △三本松和美君 ○議長(吉田好之君) 次に、11番、三本松和美議員の一般質問を許します。 11番、三本松和美議員、登壇。     〔11番 三本松和美君登壇〕 ◆11番(三本松和美君) では、今定例会におきまして3項目について一般質問を行います。 1項目め。ひらた清風中学校グラウンド周辺に桜の木やイチョウの木を植栽してはどうかという点で、ひらた清風中学校が開校して5年になり、必要な設備などが整ってきました。そこで、学校全体の景観をよくするためや生徒たちが季節感の雰囲気を感じ取り、部活動などで木陰での休憩ができ、防風林的役割にもなることから、グラウンド周辺に桜の木やイチョウの木を植栽してはどうか伺います。 2項目め。学校給食の無償化についてであります。 給食費無償化については、令和2年7月に村長に提出した新型コロナウイルス感染症対応に関する要望書の中でも要請し、議会でも議論になっている内容です。 しかし、村は、食材などの経費は保護者の負担とする定めがある、学校給食補助事業は、現在の2分の1補助で十分と考えていると答弁しています。 国政では、国会の中でも給食費について議論され、地方創生臨時交付金の活用が可能になるとのことです。今現在、コロナ禍やウクライナ侵攻による戦争が影響して物価が上がり、村民の生活はますます大変になってきています。そこで、子育て支援として給食費を無償化してはどうか伺います。 最後に、村独自の奨学金制度を設立してはどうかについてであります。 子供の教育は、親の収入に影響されないで希望どおりの教育ができることが必要です。 そのような中で、奨学金制度には給付型や返済型があります。しかし、条件に該当しなければ有利な奨学金を利用できません。条件に満たないために該当しない方や、該当しないが少しでも奨学金がもらえるなどの村独自の奨学金制度があれば、安心して大学などに進学できると思います。そういった人たちを支援するために村独自の奨学金制度を設立してはどうか伺います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 第1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) お答えいたします。 学校全体の景観や生徒たちが季節の移り変わりを感じ取るために木々の移植もよいものと思われます。 ひらた清風中学校建設の際に、外構整備について検討したところ、学校敷地内への木々の移植は、後に施設管理の面で支障となることのほうが多くなることから、グラウンド周辺の植栽は見送ったところです。 今後は、このような意見があることも含め、現場の意見もよく聞きながら検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 1項目めを終わります。 次に、第2項目めの答弁、村長。 村長。 ◎村長(澤村和明君) 2項目め、担当課のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) お答えいたします。 おただしにありましたコロナ禍やウクライナ侵攻等の影響による物価高騰などの対応としまして、先ほど村長の行政報告にもありましたように、今回、村では、村民全員へ1人1万円の地域活性化商品券を支給するため補正予算案に計上しております。 国内では、学校給食の食材価格高騰によりやむなく給食費の値上げを決定した自治体や、給食費を据え置くため牛肉を豚肉に代用したりデザートの回数を減らすなどして対応する自治体の事例が新聞などで報道されております。 本村では、子供たちの栄養バランスや給食の質と量を確保することが第一と考え、食材の見直しは行わず、また、食材高騰による給食費上昇分を保護者ではなく村が負担することを決め、このほど補正予算案に給食費上昇分を補助する予算を計上しました。 学校給食法の中で、学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費は設置者である自治体が負担し、それ以外の学校給食に要する経費は保護者負担と定めてあります。また、自治体の行政サービスには、最小限の受益者負担は必要であると考えます。 本村では、これまで行ってきた給食費2分の1補助に今回新たに地方創生臨時交付金を活用し、食材高騰による給食費上昇分の補助を追加で実施したいと考えますので、給食費2分の1は保護者負担とさせていただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 11番。
    ◆11番(三本松和美君) 今、日本中の自治体の中では、この無償化という方向がかなり進んでいるというのが現状のようです。例えば、千葉県などでは、もう県自体がその方向性で進めていますし、その千葉県でも54市町村のうち21市町村で既に無償化を実施しているというふうな流れがあります。 また、国でも国会質問等を見ましてもやはりそういった流れで活用できる地方創生臨時交付金、そういった可能性も秘めている内容も出ていますし、今回話の中で出てきたのが100万円ほど対応していくということでありますが、やはりもっと多く、臨時的であれば対応していくべきではないかというふうにも思っているところです。このように、やはりこの流れというのがまさに無償化に進んでいるという関係もあります。 だからこそ、議会でもコロナ対策特別委員会の中で、特に遠藤議員がそういった提唱をした、それを全体でまとめ上げて出した内容でもあります。ですから、村としてもやはりもう一歩、かたくなに保護者負担を強調するのではなくて、やはりこういった世の流れが変わってきているという点も含めて柔軟に対応していけるようにしてもらいたいと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) コロナ禍、そしてウクライナ侵攻等による物価高騰の状況の中、様々な年齢層のほうにそのしわ寄せが行っているかと思います。 確かに、給食費の無償の部分は給食に関係する小中学生を持った保護者のみの支援にはなるかもしれませんが、平田村としましてはその上を行きまして、年金だけで生活する高齢世帯に対する消費に伴う影響もございますし、それから、村内の通勤はもとより村外に通勤する働き世代のガソリン高騰による支援等も含め、平田村としましては、このコロナの感染症の地方創生交付金を使い一律村民全員に1万円の支給を決定したところでございます。 給食費のみではなく、その上の支援を決定しておりますので、まずそこは評価いただきたいと思います。 また、先ほどの給食費の部分ですが、マスコミ等で議論にはなってはおりますが、今現在昨年度まで、全国の小中学校で自治体などが補助をして給食費に何らかの補助を立てているところは全体の3分の1でございます。福島県につきましては、東日本大震災後の原発事故等の補償等もあり全国の中では比較的補助が多い、全体の中の3分の2ほどが補助をしております。今回、今まで補助をしていない自治体の中でも、今回のコロナの交付金を使いながら給食費高騰分を含めた補助を何らかの形で考えている自治体は聞いてはおりますが、平田村としましてはもともとそういう財源がない段階で給食費2分の1を実施しているところですので、そこの部分はご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 11番。 ◆11番(三本松和美君) 課長は大分いろいろと突き合わせながら話をしていただいたんですけれども、私が今回言っているのは、子供支援としてです。 確かに、村全体としての支援という考え方もあります。でも今回は、私なんかよく農業の補助率を上げろというふうな関係で米の問題でしたか、話したときには部分部分に対しては村は平等でないというふうな関わりから控えたいというふうな感じの答弁をよくしています。 でも今回は、私は部分的な面で確かに給食の無償化ということを提案したらば、今度は全体に及ぶ形でやっているからということで、内容によって考え方、話の仕方が変わってしまうというふうなふうにしか思えないんで、どうしても無償化にはしないんだというふうに受け止めて終わりたいと思います。終わり。 ○議長(吉田好之君) 2項目めを終わります。 次に、第3項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) お答えいたします。 ご存じのように、国と地方には役割分担があり、その地方にも都道府県と市町村の役割分担があり、それぞれ分担と権限が明確にされております。 教育に関しても同様であり、幼児教育と小中学校までの義務教育は市町村が、高等学校と公立学校の教職員の管理は都道府県が、大学や国立大学法人は国が担当し教育に関わる運営が行われております。 低所得層への支援としましては、小中学校が市町村の負担分になることから、就学援助制度により小中学校の児童生徒の保護者へ規定により就学援助費を支給しております。 奨学金につきましても、経済的金銭的な理由で就学困難な学生を支援するものとして国が独立行政法人日本学生支援機構を設立し対応しております。また、都道府県でも進学を希望するが経済的金銭的な理由で就学困難な学生の奨学資金貸付を行っております。国と都道府県がこれらを実施していることから、本村としては引き続き希望する学生とその家族への周知などを行っていきたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 11番。 ◆11番(三本松和美君) 簡単に言えば、この村独自の奨学金制度はやりませんよというふうに受け止めました。 ただ、何かかたくななこの村の部分、県の部分、あるいは国の部分というか、その内容によってきちんとそれをかたくなに守っていくんだというふうな形での話に受け止められたんですが、これもやはり奨学金を受ける方によっては、かなり成績のよい方だとかなりの条件のよい中で受けることができたりはしますが、そうでない層の方が多いわけです。 それで、経済的にも大変な方、あるいはぎりぎりの方もいるわけです。そういった方を手助けするという意味では、国がやっていること、県がやっていること、それに村が付け加えて進めていくという考え方を柔軟に持てば、村独自で例えば利子の補給だけをしてやるとかいろんな場面が生じるわけです。その個人個人によってのいろんな利用の仕方が、利用される仕方があるので、その辺は柔軟にできるような体制を村としてもつくってもいいのではないかというふうに思ったわけなんです。 ですから、やっぱりそういった点を十分に考えながらやるということ、自治体によってはそういった面での対応をしているところもあるようですから、要するに、村の子供たちが大学などに行く場合に安心して行けるようにしてやることではないかと思うんです。それが1つの人材育成的なものにもつながりますから、だから力を入れている自治体もあるわけですし、やはりそういったことも考えてほしかったなと思いますが、今、言われたように、やはりそういった面も余り考えてくれないんだなというふうに理解しました。 終わり。 ○議長(吉田好之君) これで、11番、三本松和美議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △日程第6 報告第1号~日程第16 議案第37号の一括上程、説明 ○議長(吉田好之君) 日程第6、報告第1号 令和3年度平田村一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてから、日程第16、議案第37号 令和4年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第1号)までの報告1件、議案10件を一括議題といたします。 事務局長に議案の朗読をさせます。 なお、議案等の朗読は、議案等番号、表題のみとし、ほかは省略しますので、ご了解願います。     議会事務局長件名朗読(別紙) ○議長(吉田好之君) 議案等の朗読を終わります。 続いて、提案理由の説明を求めます。 村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、提案理由を申し上げます。 報告第1号 令和3年度平田村一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、提案理由を申し上げます。 一般会計における保健センター・公民館複合施設整備事業及びふくしま森林再生事業費等の繰越明許費について、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越明許費繰越計算書を調整したので報告するものであります。 議案第28号 当座預託運用等基金に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 出納事務における小切手の取扱いを指定金融機関のみとし、現金預託を解除するため所要の改正をするものであります。 議案第29号 平田村税条例等の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 地方税法等の一部改正に伴い、土地に係る固定資産税の負担調整措置について、令和4年度に限り商業地等の課税標準額の上昇幅を評価額の2.5%とする措置、個人住民税における住宅借入金等特別税額控除の延長など、所要の改正をするものであります。 議案第30号 新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税及び介護保険料の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等の支援として、令和4年度分においても国民健康保険税及び第1号被保険者の介護保険料減免措置を継続するため、所要の改正をするものであります。 議案第31号 平田村国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 令和4年度国民健康保険税の本算定に基づく税率改正並びに地方税法施行令改正に伴う課税限度額を改正するもので、今年度の本算定保険税額は、繰越財源の充当により1人当たり9万1,517円、1世帯当たりでは13万9,897円とほぼ前年度並みとなる見込みであります。 議案第32号 平田村議会議員及び平田村長の選挙における選挙運動の公営に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 公職選挙法の一部改正に伴い、平田村議会議員及び平田村長の選挙における選挙運動費用の一部を村が負担する選挙公営を拡大するため、所要の改正をするものであります。 議案第33号 令和4年度平田村一般会計補正予算(第3号)について、提案理由を申し上げます。 本案については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億6,357万6,000円を増額し、予算の総額を歳入歳出それぞれ43億4,538万2,000円とするものであります。 主な内容として、歳出では、住民税非課税世帯臨時特別給付金2,000万円、子育て世帯への臨時特別給付金500万円、新型コロナウイルスワクチン予防接種報償費及び委託料1,345万8,000円、地域活性化商品券発行事業費5,944万9,000円、ジュピアランドカート広場舗装工事等1,280万円を増額補正しております。 歳入では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金5,602万8,000円、新型コロナウイルスワクチン接種対策国庫負担金1,315万7,000円、住民税非課税世帯臨時特別給付金2,105万円、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業国庫補助金583万5,000円、子育て世帯生活支援特別給付金事業補助金500万円、財政調整基金繰入金5,967万9,000円を増額補正しております。 議案第34号 令和4年度平田村国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。 国民健康保険税本算定に伴い、歳入では保険税2,292万5,000円を減額し、特別交付金818万3,000円、一般会計繰入金945万7,000円、繰越金800万円を増額し、歳出では人事異動等に伴う人件費分911万9,000円を増額し、国民健康保険事業費納付金392万3,000円、予備費248万1,000円を減額するなど、歳入歳出それぞれ271万5,000円を増額し、予算総額を8億5,953万6,000円とするものです。 議案第35号 令和4年度平田村簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。 乙空釜浄水場の機器更新等により、歳入歳出それぞれ80万円を増額し、予算総額を1億5,681万3,000円とするものです。 議案第36号 令和4年度平田村農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。 人事異動に伴う人件費の補正により、歳入歳出それぞれ30万9,000円を増額し、予算総額を1億2,080万6,000円とするものです。 議案第37号 令和4年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。 人事異動に伴う人件費の補正により、歳入歳出予算の総額にそれぞれ565万9,000円を増額し、予算の総額を歳入歳出それぞれ6億2,788万6,000円とするものです。 以上、報告1件、議案10件の合計11議案等を提出いたしますので、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げ、提案理由といたします。 ○議長(吉田好之君) 提案理由の説明を終わります。 お諮りいたします。ただいま一括議題となりました報告1件、議案10件の内容説明は、各常任委員会の席上で各課長等から説明を受けることにしたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 それでは、報告第1号から議案第37号までは、各常任委員会において各課長等から説明を受けることにいたします。--------------------------------------- △日程第17 請願 ○議長(吉田好之君) 日程第17、請願を議題といたします。 本日まで受理しました請願は、お手元に配付しました請願文書表のとおりであります。 事務局長に朗読させます。 なお、朗読は受理番号、件名、提出者のみとし、ほかは省略しますので、ご了解願います。     議会事務局長件名朗読(別紙) ○議長(吉田好之君) ただいまの請願は、性質別に考えますと、請願第2号 地方財政の充実・強化を求める意見書を提出請願については、総務経済常任委員会に、請願第3号 「国の『被災児童生徒就学支援等事業』の継続と被災児童生徒の十分な就学支援を求める意見書」の提出を求める請願については、文教厚生常任委員会に付託したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 それでは、付託されました請願の内容を審査されまして、再開の日に報告をしていただきたいと思います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(吉田好之君) 以上で、本日の日程は全て終了しました。 本日はこれで散会といたします。 △散会 午後零時01分...